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いつの間にやら12月になりまして、ちょっと前までハロウィンハロウィン言ってた巷がメリクリメリクリ騒がしいですねこんにちは。さっそく自分用クリスマスカードを購入し、今年のクリスマスはそれを飾って終わりです。

で、去年まではこの時期といえば忠臣蔵、でしにっきの冬の風物詩のようなものでしたが、今年はそれもなく。
と思っていたら、今手がけております「まんがでわかる文楽」にて、『仮名手本忠臣蔵』全十一段解説マンガを描きませんかと追加依頼をいただきまして、結局今年も描いてます。
文楽の仮名手本忠臣蔵を中心に、歌舞伎との違いなんぞも少々取り入れて、数年前に歌舞伎も文楽も観ておいてよかったです。当時は「ここまで観る必要あるんかな…」と思いながら眠い目こすって観てましたが、まさかこんなところで役に立つとは!

いわゆる忠臣蔵ものにおいて、討ち入りに関係する話は「本伝」、四十七士それぞれに関する話は「銘々伝」、さらにその関係者や周りの人々に関する話を「外伝」と区別されるらしいです。
なのででしにっきに描いた端唄「笹や節」に出てくる話は銘々伝、天野屋利兵衛は男でござるは外伝、有名どころでは四谷怪談も外伝なんですね。
個人的に忠臣蔵は銘々伝の方がおもしろいと思うのですが、その理由はやはり本伝にあると、全十一段について調べていくとわかります。これがどこまで描けるやら…!

あとは毎週国立劇場の視聴室で過去の公演を観ております。30分50円で視聴室が使えるので、知らない演目や確かめておきたい事を片っ端から観た結果、ここのところ心中ものばっかり視聴しておりますので、ちょっと心が病みました。良い子の皆さんは真似しないでくださいね。心中物は連続の服用に向きません。

じゃあ今や他の楽しみもなく文楽漬けかというとそうでもなく、先日北海道からお取り寄せした本ししゃもが届きまして、これからししゃもパーリーでございます。独りで。
腹がくちくなったら修正済みのラフを仕上げていきましょうそうしましょう。
カンナは何気に元気です。心身やつれることもなく!