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甲子園が開幕したこの時期は、担当サト氏のメール返信速度がすこぶる悪くなる気がする。カンナです。

私がマンガを描く時はまずコピー用紙の裏にボールペンでラフを描き、それを元にタブレットでネームを書き起こし、それを担当サト氏に確認してもらい…という流れになります。
なのでとんと消しゴムを使う機会がなくなったのですが、たまに使う事もあるので一個だけ持ってます。

以前アシスタントに通っていた頃、「消しゴムかけ」は重要かつ下っ端の仕事でした。B4サイズの原稿びっしりに下描きの線が埋まっていて、それをキレイにゴムかけして消しカスもきちんと取らないと次に行けません。
先生によっては下描きとは思えないほど力筆の人もいたりして、かといって力任せに消しゴムをかけて原稿にシワが寄るとどうにもなりませんし、消し残りがあると叱られる。アシスタント仲間で「よく消える消しゴム情報」を交換したものです。

昔は消しゴムとシャーペンでネームを描いておりましたっけ。喫茶店の片隅で、机の上が消しカスだらけになりました。右利きなので、右手の側面が真っ黒になったり。
最近そういう事もなくなり、ああ私はデジタルに染まったなと思いつつ、たまにアナログイラストを描いて消しカスを大量生産したり右手の側面を真っ黒にすると、デジタル万歳と思うのです。
あと消しゴムのカスは定規を溶かすよね!気づいたらでっこぼこになってるね!