というわけで討ち入りが終わりましたねこんにちは。
ただいま国立劇場が50周年ということで、記念公演として通し公演「仮名手本忠臣蔵」を上演しております。歌舞伎は10月、11月、12月と3カ月かけての公演で、文楽は昼夜二部!通しで観ると10時間超え!
歌舞伎の方は今月始めに3カ月通して観終わり、文楽は先日2日かけて観てまいりました。さらに本やら映像やらを合わせると、秋からずっと忠臣蔵に染まっておりましたねえ…
一通り観て思ったのですが、最初に歌舞伎の忠臣蔵を観なくて良かったかもしれないと思いました。歌舞伎の忠臣蔵はもうキャラもエピソードも完成されたエンターテイメントで、完全受け身で楽しむのに最高ですが、言い換えるともはや想像の余地がない。
文楽の忠臣蔵は歌舞伎に比べ、ストーリー展開もスピーディーでぎゅっと濃縮されてる感じです。その分表情や心境などに思いが巡りますし、脚本の良さにつくづく圧倒されます。これは二次創作したくなりますわ。
あとちらっと講談も聞きに行きましたね。講談の忠臣蔵は外伝もしくは銘々伝と言って、まさに大高源吾や赤垣源蔵といった「メインじゃない人々」のサイドストーリーが多いんです。サイズ的にもcomicoにぴったりで、これからも行きたいところです。季節モノなので生の機会がなかなかないのが玉に瑕…
私が忠臣蔵を描いたきっかけは笹や節(+桑さんの解説)ですが、何せ端唄なもので全く先入観なくほぼ想像で描くことができ、それはそれで今となっては良かったなと思っております。まあ、年齢とか服装とか今見たら矛盾はいろいろありますけどね。
で、先日12月14日は討ち入りの日でした。国立劇場ってこの日限定でマスコットキャラクター「くろごちゃん」が大星由良の助の格好するんですって。大星由良の助っていうのは大石内蔵助の劇中名です。最初聞いた時「めっちゃダジャレやん!」て思いましたけど。
ギリ氏が洩らしたところによるとこのスペシャルくろごちゃん、宣伝課の皆さんで衣装をちくちくしたそうな。苦労が伺えましたぞえ。
ちなみに私は第二部を観に行ったのですが、第一部に行ってた桑さんと鉢合わせしました。やっぱ来ますよねー!14日ですしねー!通し狂言ですもんねー!
忠臣蔵も観終え忠臣蔵回も描き終え、あとはもう年越しの準備だけですね!クリスマス?もちろん予定入ってますよ?歯医者の。
今年もお世話になりました。来年の忠臣蔵は何描こうかなあ。
あ、ブログはまだ年内更新しますよ?たぶん。
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