徳島から戻っておよそ2日半、ようやく日常に戻りつつありますこんばんは。てかもう2日半経ったの⁉東京時間早くない??
いやー楽しかった!だいぶ体力的にキツかったですが、阿波人形についてみっちり学ばせていただきました。
バイト終わりに夜行バスに飛び乗り、朝6時に徳島に着いてその日は阿波十郎兵衛屋敷と阿波木偶人形会館と阿波木偶資料館を徒歩で巡り、翌日人形師甘利洋一郎氏の元でみっちり人形のからくりを見せていただき、最終日はそれらをノートにまとめ温泉に入り、夜に高松へ赴きそこからサンライズ瀬戸で東京に戻り、余力があったので渋谷のものづくりイベントに遊びに行き、週末はほぼ倒れ込んでおりました。
驚いた事に風邪は引かなかったのですが、バスもドミトリーも寝台車も乾燥がひどく1日喉をやられてました。てか徳島寒かった!
甘利氏への取材、めちゃめちゃ楽しかったです。
最初「文楽人形の取材がしたいなー」と思った時はぼんやり人形遣いさんとか劇場とかをイメージしていたのですが、なんやかんやで甘利氏になって良かったと心から思いました。
仕掛けの紐を延々ひっぱりながら「えーこれがこうなって…ここに繋がって…ほほうなるほど」なんてぶつぶつつぶやきながらニヤニヤしてる私を暖かく見守っていただき、なんなら放置していただき、おかげさまで目から眉から口から手足から、あらゆる仕掛けを観察することができました。
仕掛けもシンプルながら効果的な動きをする構造で、ベタに「最初に考えた人天才やなー」と思うと同時に、そういう遊び心の天才が阿波にめっちゃおったんやろなと実感できました。
ちなみにイメージとしては阿波木偶が都会(大阪)に行って洗練されたのが文楽人形、みたいな感じです。
大阪生まれの私としては「大阪で洗練!?されるもんなん?」と思いますが、並べてみるとなるほど阿波木偶の方が素朴に思えんこともない…こういったことも今回の旅で初めて実感しました。
甘利氏曰く「やっぱり好きな事を仕事にせなあきません」。
幼少の頃から木を削ったり工作するのが好きで、就職して結婚しても趣味で工作していた29歳の頃に、知人の紹介で阿波の人形師に弟子入りするまで阿波木偶のことは知らなかったそうな。
それでも元々ものづくりが好きで、15年ほど前まで働きながら人形を作るという2足のわらじやったとのことです。なんか勇気出ました。
帰りがけ、阿波人形に関する本とミカン6個もらって帰りました。食べものくれたから言うわけではありませんが、めっちゃええ人でした。
3日間で吸収した諸々のネタを早くマンガにしたいと気が逸りつつ、取材をやり遂げた達成感というかある種の虚脱感を覚えつつ。なるたけ新鮮なうちに、少しずつ昇華させていきたいと思いますー
とりあえず連載の方は半年以上もたせよう。眉のからくりで見開き2ページいける。
…なんて言ってるうちに東京では、というか全国的に感染者数がエラいことになってまして、はよ収まってほしいものです。
願わくばまた徳島へ赴きたい。今度は藍の工房を巡りたい。あと阿波人形の農村舞台を見て回りたい。
そして願わくばその時はちゃんとしたホテルに泊まりたい。プライバシーがカーテン一枚の2段ベッド(下段)で2泊は一度で充分。今回の旅、パーソナルスペースが常に狭かった…!
とはいえ結構熟睡できましたけどねっ。ビバ☆雑な育ち!