私が三味線に憧れたのは大学時代でしたが、卒業して大阪に戻っても
さらに上京してしばらくしても、三味線はどこか敷居が高いものでした。
『しきたり』だの『贈答』だの『弟子いびり』だの『トゥシューズに画鋲』だの
どうもマイナス思考に陥っていたからです。最後のは嘘ですが。
しかし独学で習得できるようなシロモノでもなく、三味線屋さんに紹介してもらい
師匠宅の門を叩いたのですが、結果それが私にとって大正解でした。
稽古代は止めたタバコ代とだいたい同じなので、金銭面も当面安泰です。
今後とも末長く続けたいので、師匠の具体的な年齢は訊かないままにしておきます。