髪を切って2週間、うなじに当たる毛先がこしょばいので、はよひっつめにしたい今日この頃。カンナです。「こしょばい」って標準語よね??

さて東京国立劇場では半年ぶりに文楽公演が再開されておりまして、今週一部と二部に行ってまいりました!
今回初めての四部制ということで、一回あたり2時間前後と非常にコンパクト。これ、けっこう初心者にはありがたいサイズ感やないかしら…そのぶん幕間の休憩は短いですが、いきなり4時間とか疲れますしねえ。
スタッフ発熱のため初日と2日目にちょこちょこ中止になるというアクシデントもありつつ、検査結果は陰性ということで3日目から本格的な再開となりました。

もー最初に第一部の寿二人三番叟にて、人形が出てきてお辞儀したときは泣きそうになりましたわ。半年ぶりやで!太夫も三味も沁みる沁みる!
席は一つ間隔で、床前の区画は全面封鎖と定員半数以下の興行ですが、それでもありがたい。
コロナ前に戻るにはまだまだ時間はかかるかもですが、公演に行ける幸せを久方ぶりに噛みしめておりました。来週も行くんだー☆

そしてお知らせ。

9/27(日)放送のNHK Eテレ「古典芸能への招待」という番組にて、文楽の『堀川猿廻しの段』が放送されます。
そこに!なんと!私!出演します!なぜか!
なんなら文楽観に行く前日収録しました!もうね!ほんまにね!緊張した!!!
アナウンサーさんと共演の小佐田定雄氏(かみなり太鼓の作者さん!)に支えられ、なんとか生還できました。

最初マンガであらすじ紹介すんのかなー思て快諾したのですが、2度めの電話で「あれ、出るの?ドッキリやなくて?生カンナ?」と遅まきながら気づき、それが先月の終わりくらいだったのですが、そこからはもうジェットコースターが止まらない止まらない。
あ、マンガであらすじ紹介もしますーそっちはなかなかかわゆく描けたのでぜひチェケラーですー、が、スタジオの自分を想像すると頭抱えてキャーキャーなります。

とりあえずそのあたりの顛末はマンガにしても良いと許可はとったので、後日noteにアップしようとは思うのですが、まだちょっと夢見心地でして、気長にお待ちくだされば幸いですー

ちなみに先月末に「文楽のたすき」をアップしましたー
先月はずっとアテンドに苦しめられ、2話がなかなかできず、描いてはボツ描いてはボツのくり返しで「やっぱ私長編向いてへんねんなあ…」と落ち込み、文楽公演も再開するしショートマンガ描くかーと気晴らしに取り組んだら2時間でネームが完成し、やっぱ短い方が向いてるんやな、と思った矢先に今回の依頼で、あらすじ描かなあかんけどこれだけは!!と半ば意地で描きあげたマンガですー
ここ最近落語漬けな毎日でしたが、おかげさまで先月下旬から文楽漬けのひと時を過ごさせていただいております。

というわけで27日、あの、とりあえず猿廻しの段はおもろい演目ですので、そちらメインでチェケラーです。
私は当日観るのが怖い。おそらく今月いっぱい心のジェットコースターは止まりません。