タイムセールの広告やスーパーのチラシに「新生活応援」なんて書いていて初めて「そうか世の中には新しく羽ばたく若者がいるのか」と思い立つ、15年前の上京当初と同じワンルームに住むカンナです。
よく考えたら当時から家電同じ!ある日急に全部壊れそう!

先日久しぶりに着物でお出かけをしまして、そうすると街中は袴姿の女子があふれているわけです。初々しいですね。
自分の卒業式はどやったっけなーと思い返すと、そっけないダークスーツに松葉杖が浮かび、さらに右足の甲の火傷の痕がうずきます。初々しいですね。
あの頃の私は、マンガ家を目指しながらフリーターになってそのうち連載とかコミックスとか出るのかしら、ステキな人ととの出会いを経て結婚するのかしらなんて思っておりました。
あれから18年、マンガ家になって連載とコミックスは到達できましたが、ステキな人は影すら見えず、気が付けばおひとりさまの達人になっております。海外旅行までなら行けるよ!

ただ、江戸端唄と文楽という思いがけずステキな出会いがありました。
何せ当時の私は江戸端唄も文楽も知りませんでしたし、なんなら読めなかったと思います。
そんな私が江戸端唄の準師範になり、今年師範になり、文楽のマンガを描いています。人生って不思議ですね。

で、noteにて公開中のたびにっきですが、ただいま第3話を鋭意執筆中でございます。
1話と2話が各4ページだったのに対し、3話が10ページ&豊富な資料&念のため勘次郎さんにチェックしてもらうというガチ仕様のため、おそらく公開は来月です。
ただ、そんじょそこらの文楽ファンには書けん域の話が描けてると思います。たぶん。おそらく。描けてないんやないかな。まちょと覚悟はしておけ。
チェックと推敲を経て、仕上げる過程を楽しみにしつつ先に次号の『月刊 機械技術』の〆切が近いのでそちらに取り掛かることにします。
ちなみにそっちも文楽人形のからくりシリーズ連載中、今月号は文楽人形と阿波木偶の違い、来月号はくじらのヒゲ徹底解剖だよ!需要?私と編集長に刺さっとるからええねや!なんで刺さっとるんかようわからんけど!
よろしければお近くの理系書店、大きい図書館、工学系の大学にてお探しいただければ幸いです。
ウェブ公開はしてませんが、その代りnoteやってるようなものなので気長にチェケラーです。

あ、あと今年の花粉症は例年通りべにふうき茶で乗り切るつもりだったのですが、漢方の「小青竜湯」が良いと聞いて服用したところすこぶる調子が良いです。
鼻水やアレルギー性鼻炎に効くということで、もともと慢性鼻炎なのでものすごく効果を実感できてます。
具体的には、寝る前に飲むと起きた時の鼻づまりがマシになりました。完全に詰まっていたのがなくなり、目覚めが快適です。二度寝もはかどります。
というわけで毎年恒例「今年の花粉にはコレだ」シリーズ、べにふうき茶とじゃばら飴の次は小青竜湯で決まりです!
皆さまの健やかなる新生活を心よりお祈り申し上げます。